
この間、とある方と会話しておりました。
その方はとにかく歯磨き粉をたっぷりと使うことで、大量の泡を発生させ、それが「磨いているという感覚」に繋がるのだと申しておりました。私は本来必要十分な量の歯磨き粉しか使わないのですが、真似してみるとなるほど汚れが落ちている感が強まりました。
思えば、食器洗剤にしてもそうですよね。いくら汚れが落ちると言われても、泡があんまり立たない洗剤よりも抜群に泡が立つJOYのほうが洗ってて気持ちよいんです。
車用WAXもそう。レンズ効果の起きない親水性のコーティングの方が良いとは知っていても、やっぱりバリバリに水玉を作ってくれるシュアラスターの方が守られてる感が強いんですよ。
これらに共通するのは「見えない物を見せてくれる」ということ。人間は「見えない効果を可視化・可感化してくれるもの」つまり「より効果のありそうな感覚を得られるもの」のほうが好きなんですよ。たとえそれが実際の効果で無かったとしてもね。
ってことはこの辺りをつけば儲かる可能性が高いんです。
「寒い日、有り得ないくらい湯気が立つホットコーヒー」
「花粉の時期、やたら黄色く変色していくマスク」
「入れた瞬間、水と反応したような音を立てる水抜き材」
やっぱ儲からないな。(笑)
でね、この「見えない効果を可視化・可感化してくれるもの」の究極系が細木数子を始めとする各種占い。なにしろ見えるはずの無い未来を見せてくれるんだからね。AとBで悩んでる人に向かって「Aを選ぶと不幸になる、Bにしなさい」ってハッキリと決めてくれるんですよ。ありがたくないわけがない。しかも人間はそれを信じて前向きに生きると何とかなる生き物ですから、Bを選べば大丈夫だったりするんですよね。ま、この場合本当はAを選んでも大丈夫なんでしょうが、それは誰にも分からないの。
ああ、なんて素晴らしい商売なんだ。(笑)